洞爺湖と青い空のまち発、素敵発見マガジンフリーペーパー「そらみ」

そらみの「食」

食タイトル

シュトレン1
stollen1
クリスマスパンの代表「シュトレン stollen」は、
白い粉砂糖に覆われた細長い形から、
キリストの「おくるみ」とも言われ、
ドイツでは10月頃からクリスマスまでの期間に
薄くスライスして一切れ一切れ大切に食べられます。
ドライフルーツやナッツ、バターがたっぷりと入った
贅沢なシュトレンを新たなクリスマスアイテムとして、
そらみエリアで召し上がれ!
羊蹄の麓
〈京極町字更進〉
小麦農家のパン工房「よしかわ」のパン作り

京極の大地から生まれた陽気なパン

イギリス山食は「尻別岳」。自家製マーマレードたっぷりの「更進農道」。ざるで発酵させる「ザル・パン・ド・カンパーニュ」。一体どんな人がこんな面白いネーミングのパンを作っているのか?
作り手の顔を想像せずに居られない、そんなわくわくなパンの作者は、京極町で夫と農業を営みながら、3人の娘を育てるスーパー母さん吉川由紀子さんだ。道に迷ったか(?)と思いながらも、アップダウンの激しい山道を進みしばらくすると、名山羊蹄・尻別岳の麓に広大な畑が見えてきた。畑の真ん中に本格的なパン工房を構え、本人曰く「ストレス解消!」とばかりにパンをせっせとこねている。

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「畑の真ん中で落ち込んでいたって誰も気にしてくれないよ!自分が損するだけ!」カラカラっと笑うスーパー母さんはこれ以上はないという程陽気だ。そしてそれはパンも同じ。パンが笑っている。こんな
陽気なパン、見た事がない!

made in 京極の小麦「春よ恋」

由紀子さんの夫・英昭さんは、2004年の台風で貯蔵倉庫が倒壊した際、再建を機にパン作りが大好きな妻のため、倉庫の一角にパン工房を造ろうと提案した。どうせなら自分で育てた小麦でパンを作ろうと、パン作りに適した春播き小麦「春よ恋」の栽培にも取り組んだ。

だが収穫までの道のりは遠く、何度も壁にぶつかった。栽培に成功しても今度は少量を製粉してくれる工場が見つからず、地元製粉会社に通い続け粘り強く交渉した。
そんな紆余曲折を経て出来たパンは、もちもちと弾力があり、小麦が香ばしく薫る小麦農家ならではの味だ。

京極のおふくろ、ドイツのおふくろの味「シュトレン」

工房が完成してから由紀子さんは、月に2回程パン教室を開く中で、生徒たちとドイツの「シュトレン」も焼いたという。

stollen3

「シュトレン」はパン王国ドイツで「おふくろの味」として有名なクリスマスの伝統的なパンだ。10月頃から多くの家庭で焼かれ、クリスマスの少し前、生地に具材のうまみがしみ出した頃から一切れずつ大切に食べられる。
種から小麦と向き合う由紀子さんのシュトレンは、バターやたくさんの具材を混ぜても小麦本来の風味が生きていて、焼き目と具材と生地のバランスが絶妙!日ごとに生地がしっとりと落ち着いてきて、切るたびに違った味わいを楽しめる。
ドイツでもシュトレンは様々な地方や家庭によって一つとして同じ味がないという。京極生まれの、とびきり陽気な母さんが作るドイツパン、シュトレンを是非味わってみてほしい。

シュトレンを作ろう! →

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